税務署の視点を頭に入れて領収書をもらいましょう

飲食店

社長の自宅でパーティー

ある会社の社長が社員やビジネスパートナーを自宅に招いてパーティーを開催しました。新築の豪邸を建てた社長は、多くの人を自宅に招いて、豪華なシャンデリアや絵画、趣味で集めたガラス細工などを他人に見てもらうことが何よりも好きでした。

この日も、20名ほどの人が社長の自宅に集まりました。18時頃から始まったパーティーは、ケータリングサービスを使い、自宅でお寿司屋やピザ、中華などホテルのビュッフェを思わせる豪華な食事が並びました。おまけに、ネットでも話題のパティシエが作る美味しいスイーツの数々が振る舞われ、21時過ぎにお開きとなるまで、参加者は美味しいお酒と共に美味しい料理の数々を堪能しました。

社長は自宅周辺にある美味しいお店をいくつも知っています。お寿司屋、イタリアンレストラン、フレンチビストロ、中華料理などなど。それだけのお店を知っているからには、会社で接待をするときには、この自宅近くにある飲食店を利用します。

社長に連れられてくる人は、取引先の重役達ばかり。接待としてよく宴会が開かれました。

継続していくことが会社

会社は、継続することが前提です。3年間だけのビジネスを行う会社はありません。未来永劫続くことを社長も社員も取引先も願っています。そうなると、企業は取引先との間で良好な関係を築かなければなりません。

社長が、取引先の人たちを自宅に招くのも、自宅近くの飲食店に連れて行くのも、全ては会社の営業活動の一環と言っても過言ではありません。

税務署の疑いを晴らすようにしないとダメ

では、その自宅で行われた豪華なパーティーや、自宅の近くにある行きつけの飲食店で行われた宴会の費用は、会社で経費として処理できるのでしょうか。

何度も言いますが、会社の営業活動の一環であれば、それは当然、経費として認められるべきでしょう。

答えは、認められます。

何度も指摘した通り、会社の営業活動に費やした経費だからです。しかし、問題が1つあります。

税務署は疑います。

「この経費、本当は社長が自分の友人を呼んで飲み食いしただけじゃないのか?」

自宅だけじゃありません。近所で行われた接待も個人的な食事じゃないのか?と疑われることになるでしょう。

そうならないためにどうすればいいのか。それは、領収書に「誰といたのか」を明確に記録しておくことです。税務調査の時に、誰解いたのかをはっきりと言えれば、経費としてどうどうと申告することができます。一方で、誰といたのか思い出せない場合は、経費として認められない可能性がでてきます。

編集部 担当デスク A