飲食店のまかない!どうして半額も支払わされるの?

まかない

アルバイトの「まかない食べられます」

高校生になってアルバイトを始める時期、求人広告の募集欄には高校生が魅力を感じそうな言葉が躍っています。時給が高いことはもちろん重要ですが、交通費全額支給などの気になる情報と同時に、「まかない食べられます」といった項目はインパクトがあります。

学生にとってアルバイトの時給は900円ほど。4時間働いて稼いだ金額が3,600円。帰りに近くのお店で食事をすると、1時間分の900円があっというまに消えていきます。自分の力で汗水たらして稼いだ900円だからこそ、財布から出ていくお金の大切さがしみじみと感じられるのだと思います。

そんなアルバイト学生だからこそ、「まかない」という言葉には魅力があります。しかし、まかないが食べられると言っても、タダで食べられるわけではありません。その多くが、メニューを半額で食べられる、という事のようです。つまり「まかないは半額です」が正しい表記でしょう。

美味しい作り立ての定食を食べさせてくれる大戸屋も、アルバイトには半額でメニューの食事を食べられるようにしているようです。あの美味しい料理を半額で食べられるのですから、アルバイトにとっての大きなモチベーションになりそうです。ただ、大戸屋は他のお店に比べて若干金額が高いと思われるので、牛丼チェーン店に比べると金額的なお得感は少ないかも知れません。それでも栄養は大戸屋の方が良さそうです。

でもなぜ半額?

なぜ、企業はまかないを半額で提供するのでしょうか。ここには経費にしたい企業の思惑が絡んでいます。もっと言うと、まかないを無料でアルバイトや社員に提供してしまうと、その金額は給与として扱わなければならなくなります。それを避けるため、福利厚生費にしたいのです。

まかないを福利厚生費に計上する条件がいくつかあります。その1つが、アルバイトや社員がまかない代の半額以上を負担することなのです。900円のものであれば、450円を負担してもらえれば条件をクリアできます。

もう1つの条件は、会社負担の金額が月3,500円以下と決まっています。450円の負担であれば、月に7回ほどのまかないを提供できることになります。それ以上は福利厚生費に計上できなくなります。

ちなみに、まかない代を決めるのは、外から買ってきたものであれば購入価格ですが、自社で作る場合は、実際にメニュー表にのっている金額ではなく、材料費をもってまかない代とすることができます。つまり、メニュー表の半額を支払っている場合、実際にはまかない代の7割、8割を負担していることが充分に考えられるのです。

編集部 担当デスク A