経費を削減するなら、人件費・賃料・広告宣伝費のどれを選ぶ?

大切な社員

無駄な支出が問題

会社がビジネスを進める上で、いい時も悪い時も、支出を抑えようとするのは理にかなっています。支出を抑えれば現金が手元に残ります。その現金は、将来のビジネスへ投資することが可能です。

しかし、支出を抑えることが目的になってはいけません。支出自体が問題なのではなく、無駄な支出が問題なのだからです。

ちょっと難しい質問をしてみましょう。タイトルのとおり、人件費と賃料と広告宣伝費の中で経費を削るとしたら、どこから手を付けますか?

人件費、賃料、広告宣伝費の3つは、企業の支出の中でもとりわけ大きなウェートを占めるものです。ウェートが大きいので、経営者が支出を減らそうとしたときに1番目につく項目なのです。

この質問について考えた時、ビジネスというものの奥深さが感じられるかもしれません。

広告宣伝費について考える

広告宣伝費はどうでしょうか。

むだな広告宣伝費なら直ぐに止めた方がいいでしょう。なぜなら「無駄」だからです。しかし、何をもって無駄と判断するのか難しいのが広告宣伝費です。ビジネスを進める上で、売上を上げることは重要です。そうしなければ成長が止まり、会社の存在意義そのものが失われてしまうからです。

ここで大切なことは、「支出を抑えよう」と考えるのではなく、「どのようにして効果的な広告宣伝を行うか」ということです。効果的な広告宣伝の仕方が見つかれば、削減どころか積極的に支出を増やしたい項目です。

賃料について考える

次に、賃料はどうでしょうか
なかなか直ぐに支出を抑えづらい項目です。賃料を下げることをテナントのオーナーに相談することは出来るかもしれません。しかし、大幅に下がることも、翌月から直ぐに下がることも難しそうです。

では、オフィスを引っ越すべきでしょうか。同じサイズのオフィスが安く借りられるのであればいいアイデアですが、そうでなければ、社員への負担を考えると、魅力的なアイデアには感じられません。

人件費について考える

最後に人件費はどうでしょうか。

どうしても手が付けやすいのが人件費です。翌月からでも調整ができてしまいます。人は感情で動くところも多分にありますので、給料を下げても、役職を与えたり、夢を語ったりすることで社員のモチベーションを落とさずにすむことも考えられるからです。

しかし、人件費というものは、見方をかえると、社員にとっての収入です。自分の会社が取引先からの発注を減らされた時のショックと同様のことを、社員に対して行っているのです。

人件費を下げるということは、相対的に下げるのであれば、アルバイトの採用を控えるなど、1人1人には直撃しませんが、1人1人をターゲットにした給与減らしは、信頼関係に大きな傷をつけかねないことを理解しなければいけません。

編集部 担当デスク C