税金を勉強する前に知っておきたい財務諸表

決算書を作成中

かかせない経理

会社には、経理を担当している人がいます。従業員が10人を超える会社であれば経理担当者を設けるのが一般的ではないでしょうか。少人数で営んでいる会社では、経営者が経理を兼ねていたり、外部の会社に経理業務をアウトソーシングしたりしているケースも見られます。

経理に対して苦手意識をもつ経営者が多いのも事実です。営業畑や開発畑などで経験を積んだ人たちにとって、仕訳の意味を考えるところから始めなければならない経理の世界は独特です。しかし、経営者にとって経理とは、野球にとって守備を身につけることと同じように、欠かせないものなのです。そのことを理解した上で、経理について考えなければなりません。

経理の役割

では、経理とは何でしょうか。経理の役割を理解していなければ、会社の仕組みを理解しているとは言えなくなります。それくらい、経営にとって経理が重要なものなのです。

経理の役割は2つあります。

1つ目は、会計の視点から財務諸表を作成することです。正しく経理業務が行われていると、正しい財務諸表が作成されます。財務諸表は誰のためにあるのかと言いますと、株主や銀行などのステークホルダーです。会社の業績や実態を正しく知りたいと考えている第三者に、正しい情報を伝えるのが財務諸表なのです。

財務諸表の中にも、体力を表す資料もあれば、経営成績を表すものもあります。体力を表すと言われているのが貸借対照表です。そして、経営成績を表すと言われているのが損益計算書です。

他にもキャッシュフロー計算書などの資料が作られます。いずれも、会社の実態を反映したものになります。

貸借対照表について

貸借対照表についてもう少し詳しく解説してみましょう。

貸借対照表には、会社の「資産」と「負債」、「資本」が記載されています。会社を立ち上げた時点では、資産と資本しかありませんが、銀行からお金を借りたり、業者から仕入れた物の支払いが残っていたりする場合などに、負債が増えていきます。

資産が多くあり、負債が少なく資本が多い会社は、健全な会社だと思われるでしょう。逆に、資本よりも負債の方が圧倒的に多くなると、いよいよ危ない会社なのではないかと疑われてしまいます。

損益計算書について

損益計算書についても解説してみましょう。

損益とは利益のことで、利益を計算した結果が表示されているのです。売上がいくらあって、コストがいくらあったのか。それをもって利益がいくらだったのかが、分かるのです。

最後にキャッシュフロー計算書です。これは、中小企業においては作ることが必須にはなっていないため、作らない会社もあります。しかし、現金の流れを把握すると言う意味で、重要な資料になりえます。

編集部 担当デスク C