ビジネスアイデアが生まれる職場環境と経費の関係

雑誌を読む従業員

会社の成長には、新しい商品やサービスの開発が欠かせません。常に新陳代謝を繰り返すビジネスの世界において、時が止まってしまったかのような会社は、遅かれ早かれ淘汰されるでしょう。

新しい発想が生まれる会社にするため、企業はいろいろな努力をおこなっています。ある企業は、勤務時間の1割を自分の好きな事に費やしていいと決めています。従業員は、1週間のうち半日程度は、与えられた仕事とは関係のないことに時間を費やすことができます。実際、そんな時間から生まれた新しいサービスもあるそうです。

IT企業など、クリエイティブな発想を求められる企業に多い傾向ですが、オフィスに遊び道具を置くなど、リラックスできる空間を設けることも大切なようです。コーヒーを置いていつでも飲めるようにしたり、ゲーム機を置いたりして従業員がいつでも遊べるようにしている企業もあります。ビリーヤードやダーツを置く企業もあります。

会社によっては、遊び道具ではなく、雑誌や漫画などの読み物を多くストックしている企業もあるでしょう。ネット時代と言われても、紙媒体の情報クオリティーは高く信頼に値します。そこから得られる情報をもとに、新しい商品やサービスのヒントを得ることができるのであれば、千円や2千円の支出は大した金額ではありません。

ところで、このように職場で費やされる支出は、経費になるのでしょうか。遊び道具を買っているようにも見えますし、会社のために買っているようにも見えます。

経費にできるかできないかのポイントは、全従業員が利用できるのかどうかです。

もし、特定の従業員が自宅に持ち帰ってしまったゲーム機があれば、これは、その従業員に対する給与として扱われるべきでしょう。消耗品費にはなりません。しかし、全員が使える場所に置いてあるゲーム機や雑誌、漫画であれば、経費になります。雑誌や漫画は新聞図書費として処理することができそうです。新しいゲームの研究に使うゲーム機であれば、研究開発費に含むことも可能かもしれません。

会社にとって商品やサービスの開発は重要です。そこに対する支出は、投資と考えるべきかもしれません。投資は、将来になってリターンを得る考え方です。支出という側面だけで見るのではなく、将来の収入を見据えることが、特に経営者には求められているのかもしれません。

最後に、経費は全て領収書をとっておきましょう。どんなに理由があっても、領収書がなければ説明が難しくなりますから。

編集部 担当デスク C