税金のプロである税理士を丸裸にする

税金のプロ

税理士の意外な一面

全国に7万人を超える税理士がいます。その中に、国家試験を合格した税理士が半分しかいないと聞いたら、あなたはどう思いますか。

国家資格の中でも難易度が高いと言われる税理士試験。毎年行われる試験からは、数千人の合格者を排出しています。しかし、高齢化されている税理士業界では、引退する税理士も多く、全体の税理士登録数は、そこまで伸びていません。受験者も減っている傾向にあります。

税理士が減る理由

税理士試験の受験者が減っている背景には、待遇の問題がありそうです。

税理士と板前は似ています。寿司の板前が一人前になるには「飯炊き3年握り8年」と言われます。一人前になるには11年かかり、その間は安い賃金で働かされます。ましてや、11年経ったからと言って成功が約束されているわけではありません。

税理士も、クライアントを抱えて自分の事務所を構え、儲けられるようになるのは大変です。そもそも退職の概念がない税理士ですから、税理士の高齢化が進み、新陳代謝が働きにくい業界です。少子化が進み、企業数が伸び悩む中、パイの奪い合いが行われています。つまり、安い給料で働いている税理士も多く、ブラック企業と呼ばれるような事務所が多いのが実態です。

様々な分野の税理士

めでたく税理士になった人達の中にも、いろいろな種類の税理士がいます。ここでは大きく3つに分けて解説します。

試験組・・・国家試験の税理士試験に合格して税理士になった人達です。苦労の末に試験を合格したことで、そのことを誇りに感じています。後で説明する「税務署OB組」「弁護士・公認会計士組」とは、難関試験を突破したかしていないかの点で大きな違いがあります。もちろん税法にあかるい人達です。

税務署OB組・・・一定の期間を税務署で働いた者は、無試験で税理士になることができます。20年以上の税務署経験が必要なため、比較的高齢になってから税理士になる傾向があります。税務署の仕組みを理解しているので、税務調査に強いのが特徴です。そのような特徴が気に入られて企業から顧問税理士への就任を依頼されることがあります。

弁護士・公認会計士組・・・難関国家試験を突破した弁護士と公認会計は、試験を受けることなく税理士になることができます。弁護士は法律全般を、公認会計士は会計知識を武器に活躍します。ただ、税法に詳しくない人も多く、「試験組」や「税務署OB組」に比べて見劣りするのが現実です。

以上のように、税理士の特徴を知っておくことで、彼らとのかかわり合い方の参考にしてください。

編集部 担当デスク B